6月スタッフ会合を行いました。〜インセプションデッキ、登場~
こんにちは!
スタッフブログ初投稿のこばけん(@kobaken42)です!
今年も早いようで既に半分が経過しました...!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
創立以来最大規模の案件に取り組んだり、寮の設立による活動の幅拡張を試みたり、今年はPLISEにとって激動の年になっています!
そんなより一層パワーアップした株式会社PLISEをお見せできるように、我々も総力を上げて情報発信に取り組んで行きたいと思ってます。
さて、そんな株式会社PLISEでは、毎月恒例のスタッフ会合を開催しました。
力説するスタッフリーダーとその話を真剣に聞くスタッフ
今月のスタッフ会合のアジェンダは以下の画像のとおりです。
社員によるワークショップ
昨年度同様、今年度もまた、社員によるワークショップが開催されることが決定しました!
今年度のワークショップは、「プロジェクト実践シュミレーション」ということで、それぞれの工程を体験しながら学んでいくことになります。
記念すべき第一回のテーマは...
プロジェクト立ち上げ
です!
今回プロジェクト立ち上げにあたって取り組んだことは、「インセプションデッキ」の作成でした。
このインセプションデッキの3,4Pを完成させることで任務終了になります。
社員からのワークショップとインセプションデッキの説明
インセプションデッキって?
インセプションデッキとは、プロジェクトの全体像(目的、背景、優先順位、方向性等)をわかりやすく伝えるためのドキュメントです。こちらでわかりやすく解説されています。
インセプションデッキは、「アジャイル」と言われる開発手法でよく使われるプロジェクト立ち上げに伴うツールのひとつです。
今回はこの中から、「我々はなぜここにいるのか」「エレベーターピッチ」を抜粋して取り組みました。
インセプションデッキの全体像
我々はなぜここにいるのか
とても壮大なタイトルになっていますが、ここではプロジェクトにアサインしているメンバーが何故このプロジェクトを立ち上げたのか?ということを深掘りしていく項目になります。
- ミッションの定義
- 自分たちの顧客は誰なのか
- プロジェクトの始まった理由は何なのか
- プロジェクトの目的やゴールは何か
以上の項目を考察し、大事な理由に記述していきます。
そして、このプロジェクトで絶対に実現しなければならないことを赤丸の中に記述して完成です!
エレベーターピッチ
プロジェクトをCMのように30秒でアピールするとしたらどんなことを伝えるか、をコンセプトにしてできた項目です。
発祥元がシリコンバレーの起業家で、実際にエレベータが昇りきる数十秒の間に起業家やスタートアップ企業が投資家に事業の説明をして承諾を獲ていたという事が元になっています。(おそらく今でもエレベータ内で企画のやり取りがやられているかも?!)
そもそもプロジェクトって?
先ほど、インセプションデッキはプロジェクト立ち上げに伴うツールのひとつであると説明しました。
ですが、そもそもプロジェクトとは何をどうすればいいの?という疑問があがってきていることでしょう。
まず、プロジェクトとは、
今までにない製品やサービスを決められた期限内に創造すること
と定義することができます。
プロジェクトとは、独自性を持った製品(サービス)を世に生み出していこうという取り組みです。
ここでいう独自性とは、特段、世界初!である必要はなく、以前とまったく同じ仕事ではない要素が含まれているということを意味します。
プロジェクトを行うということは、現状維持よりもより良くするということに他なりません。
さて、ここでプロジェクトを進めていくにあたっての工程ざっくり見ていきましょう。
(※ここでいうプロジェクトの工程とは、ソフトウェア開発の工程とほぼ等しいです。)
といったフローを経ていきます。
この中で、今年度ワークショップで実施するものを抜粋すると以下のとおりです。
- プロジェクト立ち上げ ← イマココ
- 要件定義
- 見積もり
- スケジュール
- DB設計
- 画面設計
- 詳細設計
- テスト
このプロジェクトを立ち上げるためには、様々な認識や明確化を図らなければなりません。
プロジェクト存在の認識、達成すべき事柄の認識、ゴールの設定、ステークホルダーの期待の明確化、プロジェクトスコープの明確化、プロジェクトメンバーの選定 etc...
また、プロジェクトをどう進めていくかの方針も決めていかなければなりません。ここではソフトウェア開発に対しての方針(手法)をピックアップしていきます。
ウォーターフォール
文字通り滝のごとく、上流工程から下流工程へと順次移行していくスタイル。
基本的に前の工程に戻ることは(ほとんど)ありません。
スパイラル
トップダウン設計とボトムアップ設計のおいしいとこ取りをしたスタイル。
小さなタスクに分割して各工程を繰り返し行っていくことで、部分的に完成していったり、全体の改良を行ったりします。一種のメタモデルであり、他の手法がこれを適用することができます。(後述のアジャイルもこれを取り入れている)
アジャイル ← 今回取り扱う手法はこれ
非営利組織 Agile Alliance が推進しているソフトウェア開発手法。プロセスというよりむしろ態度であり、"方法論"でなく"環境"です。アジャイル"で"やるではなく、アジャイル"に"やるが正解。
イテレーションと呼ばれる短い期間単位で、計画、要求分析、設計、文章化、実装、修正、テスト、リリースを行っていきます。特に、顧客とのコミュニケーションを大切にしていて、イテレーションごとにレビューを頂き、フィードバックをもらってプロダクトをブラッシュアップしていきます。
アジャイルのなかでも、リーンやスクラムといった取り組み方(こちらは方法)が有名です。スプリントバッグログを用いたチーム内タスクリストの作成や、そこで出てきたバックログをカンバン(タスクボード)に貼り付けて、視覚的に状況がつかめるようにする等。
シリコンバレー等、海外では当たり前のように取り入れられてます。(私が個人的に面白いと思ったウォーターフォールに対する皮肉めいた記事を紹介しておきます)
開発手法について話していくと、それだけでも記事が何枚でも書けてしまうので、今回はこのくらいに留めておきます。
ワークショップの様子
フリー枠
前回のスタッフ会合同様、今回もスタッフのフリー枠を開催しました!!
今回担当の3人のスタッフも前回に負けじと力説してくれました!
個人的に、こういう自分の意見を述べる環境というか催しは、スピーカーとしても、オーディエンスとしても、とても好きです!
発表してくれたテーマは以下のとおりです。
遊戯王OCGで学ぶコンマイ語学習講座
コンマイ語とは、遊戯王OCGにおいて頻発するKONAMI事務局の説明のことで、カードゲームのルールの複雑さや、それに対する事務局の説明の珍妙さを比喩した言葉らしいです。
新しい世界を覗くことが出来た気がします(笑)
何かと便利な正規表現
プログラマーなら一度は目にする正規表現を生活の中のあるところで活用してみた話。
某動画配信サイトの厄介なコメントは正規表現でブロックだ!
e-Sports
近年勢いが止まらないe-Sportsのお話でした。
ゲームを野球やサッカーと同様スポーツとして取り組んでいるプロの存在やそこで親しまれているゲームの種類をレクチャー。今回は「オーバーウォッチ」を熱く語ってくれました!!
終わりに
今月も熱いスタッフ会合となりました!
来月のスタッフ会合では、社員ワークショップで「要件定義」をテーマに進めていきます。変わらずフリー枠も実施される予定なので、今からとても楽しみですね!
さてさて、今回はこの辺で...
次回の記事をお待ちください。それではノシ